2014年 11月の事でした。
友人の親御様の家で原因不明の漏電と思われる主幹ブレーカの開放が発生しました。

お話を伺ってから症状が出るたびに何度か足を運んでは調査や測定を行いましたが・・・問題の特定には至りませんでした。
(恐らく水回りのブレーカが怪しかったのですが・・・確証がつかめませんでした。)

在宅中の主幹開放(屋内停電)であればすぐに復旧も出来ますが、不在時に突然起こると冷蔵庫等も切れてしまい、2次的な被害が考えられます。
そこで、弊社から御提案をさせて頂き、ご承認・施工となりました。



この写真は施工前の分電盤です。

電力社SB(容量決定の為のブレーカ)
主幹漏電ブレーカ
子ブレーカ 7台(増設分含む)

今の状態ですと何れかの回路が漏電した場合、全てが切れるようになっています。
そこで弊社は主幹をノーヒューズへ変更し、子ブレーカを全て漏電ブレーカに交換する御提案を致しました。

ところが、型番を調べてメーカーに確認した所、主幹ブレーカ同等品が廃盤との事でした。
(型番が変わると盤に収まらなくなったりします)

本来ですと分電盤ごと交換する事になりますが、費用の増加や作業時間の拡大等、問題が出てきます・・・

そこで何とかするのが弊社です!既設盤内を改造して御提案通りの内容にさせて頂きました。



電力社SBはそのままで、一次側を盤外に持って行き、増設分を含めたブレーカを全て盤内に収めました。

※撤去品詳細※
・主幹漏電ブレーカ 1個
・分岐ノーヒューズ  7個(100V用)

※交換品詳細※
・主幹ノーヒューズ  1個
・分岐漏電ブレーカ 7個(100V用)

手間を考えると盤交換が一番早い方法ではありますが、お客様目線に立った上で材料費を抑えられる施工とさせて頂きました。

この施工により万が一の漏電時も該当回路のみが切れて他の回路は切れないようになりました。

設備が古くなればなるほど漏電や故障・不具合といったトラブル・リスクは増加しますし、
動作不良などによる万が一の感電事故を防ぐ為にも定期的な点検やメンテナンス・更新工事を推奨致します。

電気でお困りの際は、お気軽にご相談下さい!!