岐阜県は可児市にある塗装工場様より御依頼で
水銀灯照明からLED照明へと更新工事を行いました。

現在、我が国では「水俣条約」が採択されており、
2021年以降は水銀灯の製造や輸出入が禁止されます。

そこで取って代わるのがLEDや有機ELといった新光源となります。


今回の御客様はLEDを希望されましたので現在の照明と入れ換えても照度が落ちたりしない用に
また、電気代も削減できるよう照明配置を見直し
「台数は減らしても照度は減らさない」といったプランを御提案・御快諾いただきました。


ではまず、施工前の状態から見ていきましょう。





工場内はこのような感じになっています。
今回は高天井ですが車輌の進入が容易だった為、トラック型高所作業車を用いて作業を行いました。





水銀灯照明を点灯させた状態の照度がこのような具合です。
水銀灯は概ねRa60程度です。今回交換する器具はRa80となります。
(Ra(演色性)とは、物体を照らす時に自然光が当たった時の色を、どの程度再現しているかを示す指標で太陽光=100と定義されています。)





照明配置はこのようになっています。
工場内にほぼ均等に6灯配置されておりました。


これをLED照明に変更し、更に配置変更で減数させてみます。
尚、更新工事の際には水銀灯用安定器を撤去します。
(安定器をそのままで器具のみを交換すると発熱・発火・不点灯・短命・と、様々な不都合が発生します。)








既設灯具を撤去し、LED照明を移設して試点灯したのがこちらです。

器具を2台削減し、その分器具配置を変更することで同等若しくはそれ以上の照度を実現しました。
又、Raが60から80に上がったことで対象物の見え方も変わり、大変ご満足頂けました。


今回の作業は器具移設8台・器具入替2台・既設器具撤去4台という内容で、
朝08:30頃お伺いし、準備~作業~片付けを含め大凡半日ほどで作業は完了しました。


「光源は明るいけど照射面は明るくない」
「LED照明に替えたいけど値段が高い」といった酷評をよく耳にしましたが
技術革新が進み、お値打ちに良い照明が出回ってきました。


この機会に設備投資・設備更新を考えられては如何でしょうか?


電気でお困りの際はお気軽に弊社まで御相談下さい。