今回は同業者様との共同受注工事を御紹介します。

愛知県は一宮市にある運輸倉庫様より御依頼で
電灯契約容量30Aを60Aに上げたいとの御相談でした。





早速、既存設備を調べてみましたが、幹線が細い(2.6mm)為、幹線の張替(14sq)を行います。





既設分電盤を確認した結果、主幹ブレーカの容量UP(30A→60A)が必要となります。





更に確認を進めましたが、この盤に対応する60Aの主幹ブレーカは存在しない為
本来ですと分電盤の交換となりますが、そうするとコストが上がってしまいます。
出来るだけ費用を抑えたいとのことでしたので、その希望に答えるべく、進めます。


まずは幹線の張替を行います。こちらは既存同等のルートで配管をした為
施工前と施工後で遜色ない仕上がりとなりました。





課題となっていた分電盤ですが、盤内部を組み替えて既設流用が出来るように改造しました。

1)電力社中継ボックス(旧SBスペース)を撤去(返納)してそこに主幹ブレーカを設置

2)既設主幹を撤去し、2次側以降の配線を新設





3)主幹位置が変更となる為、テプラにてその旨を明記






これで盤側の施工も完了です。
その後、電力社側による繋ぎ替え作業を経て電圧確認・各種測定をして作業完了となります。


通常ですと費用がかさむ作業も工夫次第で安価に抑えることも可能ですので、
電気でお困りの際はお気軽に弊社まで御相談下さい。