今回は「ある日を境にとある照明のブレーカーが飛ぶようになった」との相談でした。
御依頼者様は商売を営む方で、電気が点かないと暗くて困るとのことでした。


早速調査を進めますが、該当回路の絶縁測定(漏電調査)で0mΩがでます。
絶縁測定で0mΩとは、分かりやすく言えば電気がだだ漏れと言うことです(笑)


この場合は経験上、照明器具だろうと器具本体の不良を疑いましたが、
器具単体の絶縁測定で異常は見られませんでした。


そこで、配線の切り分けを行い原因箇所の特定を進めますが、
器具側は道中配線も含め全く異常が無く、電源側のみ漏電反応が出ます。


ブレーカー以降・器具までの間に異常があると断定し、御客様に再度聞き取りを行ったところ

「以前から雨漏りをしていたから最近屋根を修理した」
「そのころぐらいから点いていない気がする」

との情報がありましたので、屋根付近の確認をすると・・・


「ビンゴ!」




屋根材から区体へと打ち込むビスが見事に配線を貫通していました。
これが原因で漏電を起こし、ブレーカーが入らないと言うことでした。


早速配線を繋ぎ直して絶縁測定をすると・・・数値が改善!





ブレーカー投入でいつも通り点灯するようになりました♪


「急に電気が点かなくなった」
「昨日までは普通に使えていた」

よく聞くお言葉ですが、自動車などと同じである日突然故障します。
しかし、故障の裏にはなにか原因があるはずです。
(老朽化・外的要因 等)


電気系トラブルの場合は、
「いつから」「どのタイミングで」「なにが(なにをしていたら)」「どうなった」
といった情報を些細でも結構ですのでお伝え頂きますと、より順調・迅速に対応が出来ることもあります。


電気でお困りの際はお気軽に弊社までお問い合わせ下さい♪