まず、よく見かけるタイプと思われるNFBの説明をしていきます。
正式名称:NO-FUSE-BREAKER(ノーヒューズブレーカー)
動作詳細:20Aという定格容量を超過した際に開放(トリップ)します。
バイメタルを使用した開放方式の為、何度でも使用出来ることからノーヒューズと呼ばれています。
見た目ではどちらも同じように見えますがこの二つはそれぞれの役割が決まっています。
左:2P1E 20A AC110V ←100V 20A専用を意味します。
右:2P2E 20A AC220V ←200V 20A専用を意味します。
次にELBの説明をしていきます。
正式名称:漏電ブレーカ
動作詳細:2線の電流差が規定以上になった時・20Aを超過した際に開放(トリップ)します。
こちらも見た目は同じように見えますがこの二つもそれぞれの役割が決まっています。
左:2P1E 20A AC110V ←100V 専用(20A 感度30mA)を意味します。
右:2P2E 20A AC110~220V ←100~200V専用(20A 感度30mA)を意味します。
上記の4つは全て同じメーカーで共通の規格となります。(色々なサイズがありますが主な仕様はほぼ共通です)
2線の電流差とは、片方の線側で電気が漏れた際に生じる差であり、漏れた電流の量と比例します。
従ってこのブレーカでは30mAの電流漏れにてトリップします。
「
各種 施工例」にて実際の作業の模様を公開しておりますので合わせてご覧ください。