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特設情報♯2 「分岐回路に漏電ブレーカ設置を推奨」specially sauce ♯2

1.記述に至るまでの経緯

先日、某チェーン店で食事をしていた際に突如、店内が真っ暗になり非常灯が点灯しました。
店内では何が起きたのかとざわつき始め、店員さんが懐中電灯を手に各テーブルを説明して回っていました。

職業柄、外を見て他店・外灯が通常通り点灯していることから「漏電による主幹の開放」を疑いました。
その後も何度か復旧しては停電を繰り返していた為、お節介とは分かっていながらも店員に身分を説明し、
厨房内の電灯分電盤を拝見させて頂きました。

主幹が漏電ブレーカ(以下ELB)で分岐ブレーカがノーヒューズブレーカ(NFB)だった為、分岐回路のどれかが漏電している模様。
僕が拝見した時点で漏電回路を特定していたようでしたので漏電回路以外を復旧させて事なきを得ました。
(後日、担当の電気屋さんにその旨伝えて漏電調査をしてもらうように説明もさせて頂きました。)

上記のように、いきなり発生するのが漏電であり、その原因も多種多様です。(絶縁不良・人為的・害虫 他)
当社では「主幹ブレーカをNFB」「分岐ブレーカをELB」へと交換するよう推奨させて頂いております。
(してはいけない回路もある為、現地調査の結果次第では警報装置の設置が必要になります)(誘導灯・非常灯 等)

以下に実際の交換例やブレーカに関しての詳細を写真と供に説明させて頂きますのでご覧ください。

2.分岐ブレーカの種類と役割

まず、よく見かけるタイプと思われるNFBの説明をしていきます。
ノーヒューズブレーカー 2種類

正式名称:NO-FUSE-BREAKER(ノーヒューズブレーカー)
動作詳細:20Aという定格容量を超過した際に開放(トリップ)します。
     バイメタルを使用した開放方式の為、何度でも使用出来ることからノーヒューズと呼ばれています。

見た目ではどちらも同じように見えますがこの二つはそれぞれの役割が決まっています。

左:2P1E 20A AC110V ←100V 20A専用を意味します。
右:2P2E 20A AC220V ←200V 20A専用を意味します。

次にELBの説明をしていきます。
漏電ブレーカー 2種類

正式名称:漏電ブレーカ
動作詳細:2線の電流差が規定以上になった時・20Aを超過した際に開放(トリップ)します。

こちらも見た目は同じように見えますがこの二つもそれぞれの役割が決まっています。

左:2P1E 20A AC110V   ←100V 専用(20A 感度30mA)を意味します。
右:2P2E 20A AC110~220V ←100~200V専用(20A 感度30mA)を意味します。

上記の4つは全て同じメーカーで共通の規格となります。(色々なサイズがありますが主な仕様はほぼ共通です)

2線の電流差とは、片方の線側で電気が漏れた際に生じる差であり、漏れた電流の量と比例します。
従ってこのブレーカでは30mAの電流漏れにてトリップします。

各種 施工例」にて実際の作業の模様を公開しておりますので合わせてご覧ください。

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